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松山・済美高でクラスター 生徒ら7人感染 松山市の接種状況に知事「市長はリーダーシップを」【愛媛】


小康状態が続いている愛媛県内の感染状況に気になる動きです。


松山市の私立高校で17日までに生徒など7人の感染が確認され、学校クラスターに認定されました。


また、中村知事は松山市のワクチン接種の進み具合に危機感を示しています。


中村知事:

「学校クラスターが確認されました。5月5日以来、約1カ月半43日ぶりのクラスター確認となります」


17日に愛媛県内で新たに新型コロナウイルスの感染が確認されたのは、松山市の4人と大洲市の1人の計5人です。


5人はいずれも松山市の済美高校の生徒や家族で累計で7人になったため、愛媛県は学校クラスターと認定しました。


愛媛県内でクラスターが発生したのは5月5日以来、約1カ月半ぶりです。


クラスターの発生を受けて、学校は14日から臨時休校していて、部活動の四国大会について、全国大会の予選を兼ねるものは事前のPCR検査で陰性が確認されれば出場する方針です。


また、国などが7月末までの接種完了を目指している高齢者へのワクチン接種について、松山市は8月に2回目の接種を予約している約3万5000人のうち7月中に予約を前倒ししたのは半分の1万7000人にとどまっていて、中村知事は強い懸念を示しました。


中村知事:

「松山市自身の問題だけでなく、県全体の問題にもワクチン配分でつながってくる可能性がありますので、他県よりもワクチンの供給が後回しにならないよう危機感を持って、松山市さん、全力で取り組んでいただきたいと思います。トップリーダー、市長、リーダーシップぜひ発揮していただきたいと思います」


松山市は接種の前倒しを急ぐため、今週末から新たに県民文化会館と松山競輪場でそれぞれ1日1440人に集団接種を行う予定ですが、16日現在の予約状況は県民文化会館で1326人、松山競輪場で782人と空きが目立っています。


中村知事は会場を有効活用するため、これらの会場で愛媛県警の警察官約2千数百人の接種を行う考えを示しました。


警察官は不特定多数と接する可能性があり危機管理上必要なためとしています。

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