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大阪・平野の老人ホームで2人死亡 入所者と当直勤務の女性従業員か


17日午前6時35分ごろ、大阪市平野区長吉川辺3丁目の住宅型有料老人ホーム「ヴェルジェ平野南」の職員から、「息をしていない男性がいる」と119番通報があった。


救急隊員が駆けつけると、駐車場で70代ぐらいの男性が意識不明の状態でうつぶせで倒れており、死亡が確認された。


1階事務室では60代ぐらいの女性が頭から血を流して仰向けで倒れているのが見つかり、すでに死亡していた。


平野署によると、男性はホーム7階の部屋の入居者とみられ、女性は1人で当直勤務をしていた従業員とみられるという。府警は2人の身元と死因を調べている。


男性が入居していたとみられる7階の部屋からは、血痕が付いたハンマーが見つかり、ベランダには脚立が置かれていた。男性が倒れていたのは、ベランダの真下の位置だったという。


府警は、男性が女性をハンマーで襲った後、自室から飛び降りた可能性があるとみて、殺人容疑も視野に状況を詳しく調べている。


施設の設置者として大阪市に届け出ている会社(大阪市阿倍野区)のホームページによると、この老人ホームは2006年10月に開設された。7階建てで60の部屋があり、定員は60人だという。

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