【独自】車いす利用者の乗車を拒否、UDタクシー運営会社に行政処分
車いすで乗り降りできるユニバーサルデザイン(UD)タクシーが、車いす利用者の乗車を拒否したとして、国土交通省中部運輸局が愛知県豊田市の「名鉄東部交通」に対し、道路運送法に基づく車両の使用停止30日の行政処分を行っていたことがわかった。処分は昨年12月。
同社などによると、県内の駅で昨年8月、電動車いす利用者の乗車を運転手が断った。読売新聞の取材に対し、同社は「運転手が電動車いすは乗せられないと誤認していた。処分を受けた後、教育を徹底した」と答えた。
UDタクシーを巡っては、青森市と広島市のタクシー会社が車いす利用者に追加料金を設定していたとして、管轄する運輸支局が5~6月に撤回するよう指導した。青森市の会社は300円、広島市は1000円を介助名目で求めており、道路運送法が禁じる「特定旅客への不当な差別的取り扱い」に当たると判断した。
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